こんにちは、くまこ(@kumako201709)です☺
子育て中のママにとって、お子さんの偏食は大きな悩みの一つ。
「好き嫌いをせずに何でも食べさせなきゃ!!」と思うのに、そう思えば思うほど、子どもが食べてくれなくて、毎日の食事時間が憂鬱で仕方ない・・・
そう思うママも多いはず・・・💦
大事なのは、偏食しない工夫をすることです。
「え??どうゆうこと?好き嫌いと偏食って何が違うの?」って思った方もいることでしょう。
今回は、この「好き嫌い」と「偏食」の違いを理解し、親として子どもの偏食にどう向き合っていくのか、そのヒントのお話です。
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食べ物の好き嫌いはなぜするの?
以前にもこちらの記事でお話ししましたが、
なぜ、離乳食は薄味にしないといけないの?塩分、糖分控えめにする理由とは??人間の本能的に「甘み」や「うま味」「脂肪の味」は、お母さんのおっぱいの味に近いため、子どもは好んで食べる傾向にあります。だから、甘いお菓子や塩味の強いスナック菓子は子どもが好んで当然なのです!!
しかし、「苦味」は本来、毒の存在を知らせる味だったり、「酸味」は腐敗した物の味に近いため、本能的に好みません。
だから、基本的に苦味や酸味が強い食べ物は子どもが苦手なものであって当然と考えましょう。
特に自分の意志が強く出てくる2〜4歳頃は、好き嫌いが強く出る時期。
これも自我の表れで、成長の証です!
だからこそ、親の心構えとして、子どもは好き嫌いをして当然!と思っておいた方が、気持ち的にもラクになると思います✨
そして、この2〜4歳の時期を過ぎると、ある時ふと嫌いなものでも食べるようになってくる時が来るので、大丈夫です!
好き嫌いと偏食は違う?
よく勘違いされるのが、「好き嫌い」と「偏食」は同じものと思われることです。
しかし、「好き嫌い」と「偏食」はちょっと意味が違うのです。
- 「好き嫌い」は、嫌いな食べ物があること
- 「偏食」は、偏った食事をすること
このように、「偏食は」偏った食事のことで、好みのままに食生活を送ることなのです。
だから、子どもの好き嫌いはあっても良いんだ!と思いつつも、偏った食事にならないようにすることがとっても大事!
嫌いだからといって、その嫌いな食べ物を食事に出さないと、偏食になってしまうということなのです。
嫌いだし食べなくて当然!と思いながらも、嫌いな食べ物も食事に出し続けることが大切だと私は信じています。
子どもにとって食べ慣れることがとっても大事
「嫌いで食べてくれなくても、なぜ食事に出し続けないといけないの?」と思われる方も多いと思います。
というのも、子どもって初めてのことが苦手なもの。
慣れないことに不安を感じるのです。
これは、人間の本能から言うと、「これは本当に食べても大丈夫なの?」という警戒心からくるのでしょう。
だから、初めて出した食材や初めて出した料理を食べなかったからといって、「これは嫌いなんだ」と判断するのはまだ早い!ということでもあります。
だから、苦手なものをひたすら出し続け、タイミングを見て、1口でも食べてもらう!!
その繰り返しで、徐々に慣れてきて、食べられるようになるって事があるんですよね。
しかも、子どもの嗜好ってずっと同じではなくて、ある時ふと嫌いなものが好きなものに変わったりすることがあります。
みんなで楽しく外食したことをきっかけに急に嫌いなものを食べるようになった!
こんな瞬間があったりするものです。
また、子どもは成長とともに、自制心が芽生えてきて、嫌いなものでも我慢して、食べるようになる。頑張る力が芽生えてくるんです!
だから、嫌いなものを食べる経験を奪わずに、食事に出す!!これが大事なんです!
ちなみに、あなたにも経験はありませんか?
食べず嫌いってこと。
私はあります。
私は、子どもの頃、好き嫌いが激しくて、頑なに食べなかった・・・・💦
そして、大人になってから食べてみて、好きなものに変わった!そんなことがよくありました。
食べず嫌いの子だったんですね・・・
だから、嫌いなものでも、少しずつ慣らしていくことはとっても大事✨食べる経験が大事✨
(ちなみに、慣らすことの大切さは、食事以外のいろんな場面にも言えることなんですよ。)
子どもの偏食に親としてどう向き合うか?
ここからは、ちょっとでも嫌いなものを食べてくれるように、親として、どう向き合っていくか?そのポイントについてお話していきます。
1、食事が楽しいと思える環境作りが大事
嫌いなものでも食事に出さないといけないというお話をしましたが、ただし、嫌いなものばかりだと子どもも嫌になってしまいますよね?💦
ですので、毎日とは言わず、何日かに1回嫌いなものも食事に出す。また、メニューの中に好きなものと嫌いなものを適度に入れる。そんな工夫をしてみて下さい。
また、苦手な食材をみじん切りにして、ハンバーグやカレーに入れてみる工夫も良いし、あえて食材そのものがわかるように食事に出すのも時には必要!
食育目的で、子どもと一緒に野菜を育てたり、野菜を調理する前に触らせたり、一緒にお料理するのも、子どもが大きくなってくると効果的です✨
そして、何よりも、食事が楽しい!!と感じることが大事だと思っています。
食事が楽しい=食べるのが楽しい
食べること=生きること
ですから✨
例えば、親が必死で嫌いな食べ物を食べさせようと、怖い顔をしていたらどうですか?
子どもにとったら、食事の時間が楽しくなくなってしまいますよね
だから、まずは食事の時間が楽しいと思えるような雰囲気作りが何より大事✨
まずは、笑顔で子どもと食事することから始めてみてください!
親が美味しそうに食べているのを見ると、子どもも食べるのは楽しいんだ!と思ってくれるはずです✨
2決して、無理強いはしない
食事が楽しいと思えるような雰囲気作りって言っても、そんなので改善するの?
そう思うかもしれませんね。
でも、嫌いなものでも何でも食べる事が大事!と思って、泣いているのに無理に食べさせる。
これは、子どもにとったら、トラウマを作ることになりかねません。
でも、子どもが嫌だという事をさせないでいると頑張れない子になってしまうのではないか?
と思うこともあるかもしれません。
だから、たまには、頑張ってみよう!という声かけは大切だと思いますし、一口でも食べる事ができたら思いっきり褒める!
これも大事でしょう。
しかし、大泣きするまで叱ることは、良い結果は生まないと思っています。
子どもにとったら、嫌な思い出になり、食べる事が嫌になる、嫌いなものを余計に食べなくなる。という結果になるのではないでしょうか。
だから、決して無理強いはしない!これ大切です。
3、嫌いになるきっかけはなかったか?
子どもがある食べ物を嫌いになるきっかけに、その食べ物を食べる時に熱すぎてやけどした!とか、食べ物が喉に詰まりかけたとか、嫌な経験がきっかけでその食べ物が嫌いになることも多いのです。
だから、子どもがその食べ物を嫌いになるきっかけはなかったかを振り返ってみるのも良いでしょう。
そして、そのトラウマをそっと取り除いて上げるために、楽しい思い出に変える✨
その方法として、楽しくピクニックに行くとか、みんなで楽しくお料理する!野菜を育てる✨(これが食育の目的ですね♪)
そういった工夫も大事な事がわかると思います。
4、子どもに合わせた食事作りじゃなくても大丈夫
子どもに好き嫌いがあると、毎日の献立作りに頭を悩ませるお母さんも多いと思います。
しかし、頑張って献立を考えて作っても、食べてくれなかった!
となると、悲しくなるし、イラっとしてしまいますよね?
お母さんも人間だから、頑張った分だけ見返りを求めてしまって当然だと思います。
だったら、はじめから頑張るのをやめたら良いと私は思います。
無理に子どもに合わせたメニューにしなくて大丈夫なんです。
1食ぐらいご飯を食べなくても、大丈夫。
お腹が空いたら、食べる時がきますから!
そして、案外、こんなの食べるの?って、大人向けの変わったメニューを食べることだってあるんですよ。
万が一、食べなかったとしても、冷蔵庫にある納豆を出してきて納豆ご飯!とかでも大丈夫!
ただし!食べないからといって、代わりに大好きなおやつや果物を存分にあげるのはおすすめできません💦
子どもも賢いので、食べなかったら、おやつが食べられる!と学習してしまいます。
おやつを食べられるのは、しっかりご飯を食べた後だけ。
というぐらいにしておきましょう。
まとめ
以上!「好き嫌いしたって良いんだよ!子どもの偏食に親としてどう向き合うか」についてお話しました。
今回のお話は、解決策を求めているお母さんにとって、精神論のようで信じがたい!内容だったかもしれません。
しかし、10年以上子どもと関わる仕事をしてきて、子どもの偏食と向き合ってきた経験から感じることなのです。
子どもとはいえ、育児も人間対人間!自分の思い通りにはなりません。
だからこそ、こう言った子どもの感情を汲み取り、工夫をこらす事が大切となってきます。
まずは、
- 子どもは好き嫌いして当然!と思うこと
- 嫌いなものも食べる経験を時には作る!慣れることも大切!
- そして、食事が楽しいと思える工夫をこらすこと
しかし、いつかは食べてくれる日がくると信じています。
そして食べる事ができたときは、思いっきり褒める!そう決めています。
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