初めての育児、わからないこどだらけの毎日ですよね。
ママの育児三大お悩みは、『母乳(ミルク)』『睡眠』『離乳食』だと勝手に考えている筆者ですが、
離乳食作りはママを大きく悩ませることの一つですよね。
私もそのうちの一人でした。
その一つが、離乳食の味付けについて。
「ご飯を好き嫌いせずに、しっかり食べられる子になってほしい。」
そんな思いで、出来るだけ素材の味を知ってもらうために、味付けはほとんどせずに、だしや野菜スープを使いながら、離乳食作りを続けてきました。
しかし、息子1歳目前にして、
「1歳を過ぎたら離乳食完了期に入り、大人と同じものを食べられるようになってくるというけど、でも、まだまだ大人と同じ味付けでは濃すぎるので、薄味にって言うし・・・でも、いずれは大人と同じ味付けになるのだから、薄味にする意味ってあるの??」
と段々疑問に感じてきました。
しかも、薄味の離乳食を食べる息子を前に、祖母は「こんな味のないご飯を食べてかわいそう」「私が子育てしてたときは、薄味にしないといけないとか知らなかったし、普通に大人と同じ味付けやったで」と言われてしまうと、そんなご飯を食べてた私でもこうやって普通に病気もせず、生活できてるんだから、別にこだわらなくても良いのかなと、だんだんとどうすべきかわからなくなってきてしまいました(^^;)
ある時、思い立って、アンパンマンのスナックパンを息子にもあげてみると、とっても美味しそうに、むさぼるように食べている息子の姿を見て、やっぱもっと味のある物を食べさせてあげないとかわいそうなのかな??と気にしたり・・・(^^;)
ただ、その後、調べてみると、まだ菓子パンを与えるのは早すぎる!という批判が多いことから、結局食べさせるのを止めたのですが・・・
育児ってこうやって、周りの声に振り回されて、どうすべきか不安になったり悩んだりすることって多いですよね(^^;)
そこで、どうすべきか自分で答えをみつけるべく、なぜ離乳食は薄味にしないといけないのかについて、調べてみました。
なぜ離乳食は薄味にしないといけないの??
3歳までに培われた味覚が、人の一生の味覚傾向を左右すると言われています
という、記事がありました。
舌の表面には「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官があり、そこで味を感知するそうです。
味蕾の数は、生後三か月くらいまで増え続け、生後三か月をピークに、その後大人になるにつれて減っていくそうです。生後5か月くらいには、味蕾細胞の数はそのままで、味覚だけ鈍感になるため、この時期に離乳食を開始出来るというわけです。味覚が鈍感になってきたこの時期におっぱいやミルクとは違う別の味を受け入れやすい状態になっているということなのですね。
そして、このように大人よりも味を感知する細胞が多い赤ちゃんの時期は、味に敏感であるため、薄味でも十分に味わうことができるんですね!反対にいうと、この時期に濃い味付けの離乳食を提供してしまうと、濃い味に慣れてしまい、大人になるにつれてさらに濃い味を好むようになって、生活習慣病への危険性が増すという警告が出されています。よって、最近の離乳食の傾向では、薄味に!と提唱されているのですね。
私の親が言ったように、「味のない離乳食を食べてかわいそう」ということはなく、赤ちゃんはしっかり薄味でも味わえているんですね。安心しました。子どもの将来を考えて食に気を付けてるんだ!と自信を持っていこうと思いました!
しかも、一度濃い味付けの物を知ってしまうと、薄味の物を食べなくなってしまうこともあるので、要注意です!息子は、結構鈍感な方で、菓子パンを与えてしまった後でも、今まで通りのご飯に戻しても変わりなく食べてくれましたが、一度大人のケーキを食べさせたら、赤ちゃん用のおせんべいを食べなくなったとか、子どもによっては、レトルトのベビーフードを食べさせたら、手作りの離乳食を食べなくなったという話は聞きます(^^;)
まぁ、気にしすぎも良くありませんが・・・外出の際、市販のベビーフードを食べさせたらだめ!とか思いすぎてもしんどいですしね(^^;)
要は、基本的には薄味で!与えるなら少量程度にするように気を付けていきましょうぐらいに思っていると気が楽です(^-^)
離乳食を食べない!でも嫌いなものと決めつけるのはまだ早い??
ちなみに、離乳食、始めは嫌がるかもしれません・・・
子どもが食べるのを嫌がると、味がないからかな?と味付けをしてしまうこともあると思います。味付けをして子どもがよく食べると、やっぱ味がなかったからか・・・という結論に至ってしまう。
また、手作りだと食べてくれないけど、ベビーフードだとよく食べてくれる。これはよくあることです。ベビーフードって売れないと意味がないので、やはり味付けは濃いめなんですよね。ベビーフードだとよく食べてくれるから、もう少し手作りの離乳食も味付けしてみようかな。そう思うこともあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!!
離乳食、始めは子どもは嫌がるものなんです。
今まで、おっぱいやミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんが、突然違う味を食べさせられると、びっくりしてぺっと出してしまうのは普通なのです。
みんな、初めての離乳食はそんな感じで始まります。
繰り返し食べさせて、安心の味に定着させる
おっぱいやミルクの味に近い「甘味」や「うま味」「脂肪の味」は、赤ちゃんは本能的に好んで食べますが、「苦味」(毒の存在を知らせる味)や「酸味」(腐敗している味)は、本能的に好みません。
ですので、繰り返し色んな素材の味を経験させて、安心の味に定着させることが大切です。
嫌がったとしても、その味に慣れないから嫌がってるのかもしれません。これが食べず嫌いというものですね。よって、繰り返し食べさせて少しずつ慣れさせていきましょう。
食事が楽しいという雰囲気づくりが大切
また、食事が楽しいという雰囲気作りもとても大切です!
親が美味しそうに食べる姿を見せる。大人が食べる姿に興味を持ち始めたら、徐々に一緒に食事をするようにしても良いかもしれません。パパの帰りが遅いなら、朝食は一緒に食べるなど、一日1回でも、家族で食事をする時間が取れると良いですね♪♪
また、離乳食を食べさせるときに、ママは険しい顔であげていませんか??ママが必死になりすぎると、子どもに伝わってしまい、子どもが食べなくなるということがあります。ですので、食べなくてもミルクやおっぱいをあげたら大丈夫!少しでも食べてくれたら良いや!と思って、笑顔で離乳食をたべさせてあげましょう!
ですので、離乳食作りは頑張りすぎないのが大事!頑張って作ったのに食べてくれないって悲しくなったり、イライラしてしまう原因になりますからね。
離乳食の始まりは、まず食べることが楽しい!と思ってもらうことが一番大切なのかもしれませんね。栄養バランスを考えるのはその次で大丈夫ですよ!
離乳食の味付けはいつから??時期別にまとめてみました!
・離乳食初期 味つけはなし!だし程度にする。食べるのであれば、だしもなくても良い!
・離乳食中期 初期と同じ
・離乳食後期 ごく少量の調味料が使えるように!我が家ではなくても食べたので、ほとんど入れず。
・離乳食完了期 調味料が使えるようになるが、あくまで薄味で。大人の半分程度の薄さが基準。
大人のご飯を薄味にすることで、大人のご飯から取り分けできる!
そろそろ1歳になる息子。離乳食完了期に入りますが、調べてみて、正直ちょっとしょんぼり・・(^^;)
全く大人と同じものを食べられるようになるまでは、まだ少し時間がかかりそうですね。
そして、考えた結果、まずは、もともとの大人のご飯を薄味にしたら、子どものご飯を取り分け出来るから良いかも♪♪この際、大人も健康的に薄味にしていこうと思いました!!
おとなごはんを薄味にするのに『やせるおかず』本がおすすめな理由
そこで思いついたのが、ダイエット本として購入した柳澤英子さん著書の『やせるおかず 作りおき』。やせおかシリーズとして、第五弾まで出版されている大ベストセラー本です。この本、旦那さんの希望でダイエットのため購入したのですが、内容自体は良かったのですが、育児で忙しい中、全てこの本の中から献立を組み立てないといけないことがストレスでやめてしまいました・・・(^^;)
ですが、今回ふと、そういえば、あの本のレシピはとっても薄味だけど美味しかったよなぁ。旦那さんと「これで薄味に舌が慣れて、健康的になりそう」とよく話していたことを思い出しました。
この本に、掲載されているレシピは、基本薄味で素材の味を活かした料理ばかりなのです。
料理もとっても簡単だし、作りおきも出来るし、この際、この本を活用してみようと思っています(^^)/
ダイエット目的ではないですが、そろそろ子どものご飯をおとなごはんから取り分けたい!!離乳食完了期、幼児食期におすすめの本です!!
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