こんにちは、くまこ(@kumako201709)です☺
「ゲームは人生の役に立つ〜生かすも殺すもあなた次第」
この著書を手に取ろうと思ったのは、ゲームと同じく世間から子どもには良くない存在として挙げられるYouTube問題について悩んでいたから…
息子が小さいうちはテレビや動画を見せすぎないように気をつけていたけど、子どもの意志が出始めたら
と駄々をこねるようになってきて…
- 親として「子どもが見たい!」と興味を持っているものを頭ごなしにダメ!と否定するのはどうなのだろう?
- YouTubeから学んでいることもあるようだし、一概にはダメなものとして否定するのもおかしいのかな?
- でも、見過ぎも良くないよね…
とモヤモヤ悩んでいました💦
そんな時、小幡和輝さんの「ゲームは人生の役に立つ。生かすも殺すもあなた次第」という著書の存在を知り…
私の悩んでいる問題のヒントがここに載っているような気がして、手に取り読んでみました。
この本には絶対的な答えが載っている訳ではありません。
でも、親としての姿勢みたいなものを考えさせられる良いきっかけとなりました。
また、ゲームなどの世間的に悪いというイメージがあるものに対する考え方についても述べています。
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スポーツは良いのに、ゲームはダメ!この違いってなんだろう?
著書の中で…
僕はスポーツって広義的には「ゲーム」だと思っているんです。野球もサッカーもテレビゲームも、それぞれにいろんな魅力がある。それなのに、「野球はいいけどゲームはダメ」みたいに言われる。
というお話がありました。
「なぜゲームはダメなの?なぜYouTubeはダメなの?」
その疑問にちゃんとした答えを出せない自分がここにいます。
- なんとなく…
- みんなが良くないっていうから。
- 親にそう言われてきたから。
そんな感じの感覚です。
いざこうやって考えてみると、ゲームやYouTubeの悪い部分も良い部分もはっきりと答えられないんですよね。
これって、自分が今まで生きてきて、親にダメだ!と言われた経験や世間のイメージの刷り込みからきている気がします。
となると、自分も思考停止していた(物事の良し悪しを自分で判断することをやめていた)んだなぁと考えさせられます。
親も何が良くて何が悪いのかをしっかり見極めないといけない
世間では、YouTuberの悪い行いがニュースに取り上げられても、YouTuberで良いことをして成功している人っていうのはあまり取り上げられていません。
ゲームもそう。
ゲームばかりしていると引きこもりになる。といった悪いイメージばかりが先走っているような気がします。
物事には裏と表があり、両方の面をしっかり見ることが大切なのに、表の部分だけを見て判断している自分がいました…
でも、世の中の多くの人がそうじゃないのかなぁと思っています。
今、世の中には色んな情報が溢れています。情報に踊らされるのではなく、親も何が良くて何が悪いのかをしっかり見極めないといけないし、さまざまな情報から自分が良いと思ったものを取捨選択することが必要だなと感じます。
ゲームで成功している人がいることを知ったらどうだろう?
そして…親が一番心配しているのは、ゲームばかりしてこの子の人生がダメになったらどうしよう?という不安が大きいですよね。
この著書では色んな側面から、ゲームの良いところ、悪いところが語られています。インタビュー形式でさまざまな方がゲームについて語られているので、小幡さんだけの意見にとどまっていないところが面白い。ゲームの色んな側面を教えてくれます!
ゲームをきっかけに成功するかもしれないという話を聞くと、単純だけど、ゲームも良いかも!と思わせられる。
こうなると自分が短絡的に感じてしまうけど…
まずは、悪い!と思ってた思考の転換をすることが大事だなと感じます。
これは何にでも言えること。◯◯さんが良いと言っているから良い!悪いと言っているから悪い!ではなくて、色んな側面を知った上で、判断することが大切なんですよね。
子どもが興味を持っていることを知ろうと思う気持ちが大切
そして、何よりも子どもが興味を持っていることを知ろうと思う気持ちが大切であることを教えてくれます。
頭ごなしに「ゲームはだめ!」と否定すると、子どもも親への不信感が強くなります。理由も言われずに「ダメなものはだめ!」では子どもも納得いきませんよね?
「これって何なの?何が面白いの?」と親が子どもに質問すると子どもは親が自分の好きなものに興味を持ってくれた!と嬉しくなるし、ここから親子のコミュニケーションがはじまる✨
一緒にやってみて、そのゲームのすごさがわかるかもしれないし、何が悪いのか見えてくるかもしれない。
大切なのは「このゲームは悪い!」と決めつけて見るのではなく、良い部分と悪い部分の両方を見つけてみて、悪い部分はどうしたら改善できるのか?を子どもと一緒に考えてみるのも大切だなと感じました。
ゲームを好き放題やらせたら良い訳ではない?
著書の中でこんな一説があります。
WHO(世界保健機関)がゲーム依存症を疾病として認めたというニュースがあったけど、ゲームを長時間やっているだけでは依存症がとならなくて、それによって社会生活が破綻しているとか、やるべきことをやってない状態になって初めて依存症になる。
てことは、子どもには好きなことはやらせて良いけど、やっぱり好き放題やらせててもダメだよねってこと…
ご飯をたべるとか、ゲームばかりして寝る時間が遅くなっててはダメ!やるべきことはちゃんとやる!自分のやりたいこととやるべきことのバランスをしっかりとる!これを自分でコントロールすることも大切なので、そのあたりのルールみたいなものは親として提示してあげなくちゃいけないのかなと感じました。
また、ゲームには課金したりと、子どもでは管理できない部分もたくさんあります。そこは、ちゃんとルールを決めないといけない。こうやってお金の管理を自分で学ぶという側面もあります。ただ、そこまでの道筋は親が作ってあげないといけない。どうしても子どもだけの脳ではわからない部分も多い。お金の大切さはまだまだわかっていませんからね…そこをどう伝えるのかも親にかかってきます!
ゲームは良いんだ!と解釈するのもまた違う
この本を読んで「じゃあ、ゲームは良いんだ!やらせて良いんだ!」と短絡的に解釈するのもまた間違ってると思います。
これは「○○さんが良いと言っているからこの習い事させてみよう!」というのと同じ。
そこに親自身の考えがないからです。そして、そこに目の前のお子さんの存在が欠けている。
この子にとっては良いかもしれないけど、この子にとっては悪いものかもしれないからです。
だからこそ、お子さんの様子を観察すること・そして親自身が知ろうとすること・ちゃんとしっかり考えつくすことが大切だと思うのです。
色んな人の意見を知ることは大切です。しかし、色んな考えを知った上で、親がお子さんの様子をしっかりと観察しながら、判断するべきだと思います。
その色んな考えを知る意味で、この著書は色んなヒントを与えてくれました。
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まとめ
息子のYouTube見過ぎ問題への悩みから、この著書を手に取りましたが…
正直、ゲームとYoutubeはまたちょっと違うので、全てが当てはまるという訳ではありませんでした。
小幡さんはゲームは「コミュニケーションツールとして成り立っていることが大切。」とも話されていて、一人でするゲームはあまり良くないと言われています。
そうゆう意味では、YouTubeなどの動画の見過ぎは、コミュニケーションツールとして成り立っていない。
ただ、YouTubeから言葉を学んだり、歌が好きになったりと良い部分もあります。
だからこそ、親も動画を一緒に見ながら、コミュニケーションを取る工夫もしていかなければいけないなと思いました。要はどのように活用していくのかが大切だと…
そして、小幡さんが教えてくれたこと「子どもの興味を持っていることを知る努力をする・最低限のルールは作る」ことを意識して、子どもとどう関わるか親としても考えていこうと思いました。
まだまだ、育児の悩みは尽きないけど、悩むことに意味がある。子どもにとってどうなのか?について考えることをやめない!ことが大切だと思うので、悩み続けます!!
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