離乳食の椅子って、何をポイントに選んだら良いのか迷いますよね?
日々の育児を楽しむためにも、見た目が可愛いものを選ぶことも大切ではありますが、流行に流されていませんか?
安い!と飛びついて使いづらいものを選んでいませんか?
離乳食のイスは選んだものによっては何年も使いつづけるものになります。

後悔しないためにも、選ぶポイントを知っておくことが大切!
私は今まで仕事やわが子の育児で、たくさんの離乳食椅子を使用してきました。
ハイローチェア・テーブルチェア(机に取り付ける椅子)・豆椅子・ストッケ風椅子(マジカルチェア)・バンボ・大和屋のローチェアなどなど…
このように、たくさんの離乳食用の椅子を使用してきたことで気づいたことがたくさんあります!
それは、離乳食の椅子一つで…
- 食事をしっかり噛んで食べられるか
- 食事への集中力
- 姿勢
- 食べこぼしに対する掃除の手間
などに影響してくるからです。
そこで、今日はそんな経験談を元に「どんな離乳食椅子が良いのか」「選び方のポイント」も含めてご紹介していきます!
今まで使用してきた、たくさんの離乳食椅子のメリット・デメリットもご紹介しながら、詳しく説明していきますので、離乳食の椅子選びの参考にしてみて下さい!
【離乳食の椅子】選び方のポイント

離乳食の椅子選びで大切なポイントは…
- 足がしっかりつくこと
- 座面がしっかりしていること
- お手入れがしやす
この3つです!!
その1 足がしっかりつくこと
足がしっかり地面について、足で踏ん張ることで、しっかりと噛むことができるといわれています。
噛むことができないと、赤ちゃんが離乳食を嫌がる原因にも…
また、足が地面につかず、足がぶらぶらした状態だと子どもの集中力が途切れてしまいます。
これは離乳食に限らず、勉強においてもそう。
足がしっかりついていることで集中できるのです。
さらに、足が地面につくことで、しっかりと姿勢が伸びるため、足がついているかどうかは子どもの姿勢にも影響してくるのです。

このように「足がしっかりとつくこと」は、離乳食の椅子選びで、とっても大事なポイント!
その2 座面がしっかりしていること
下の画像のテーブルチェアのように座面が布地だったり、クッションがある椅子に座ると、お尻が沈みこんでしまい姿勢が悪くなってしまいます。

骨盤がしっかりと立つように座ることが姿勢を良くするポイントなので、座面は板状にしっかりしているものが良いです。
ただ、クッションを置いてはいけないということではありませんが、クッションを置く場合は、あまり分厚すぎず、沈み込まないものがおすすめ!
その3 お手入れがしやすい
離乳食時期は子どもの食べこぼしで思っている以上に椅子が汚れます!
赤ちゃんが離乳食を触って、その手で椅子や机をベタベタさわる。こんなことは日常茶飯事!
手づかみ食べをする頃には、さらに汚すようになります!
それが1日に3回あげる頃には、ママのストレスはマックスとなることでしょう!
でも、自由に食べさせてあげることも食に興味を持つためには大事なことなので、汚れ対策がとっても重要!
そのため「お手入れがしやすい=拭きやすい素材のものを選ぶ」ことは大切です。
わが家の食べこぼし対策についても書いています↓
離乳食椅子のおすすめは?


では、時期別のおすすめ離乳食椅子について解説していきます!
お座りがまだしっかりできない時期は…
お座りがまだしっかりできない時期、つまり離乳食の初期頃にはハイローチェアやバウンサーがおすすめです!
この時期はお座りができないので、足がつく必要はありません。
頭の後ろまでしっかりと背もたれがあることの方が重要です。
その点、ハイローチェアやバウンサーは頭の後ろまで背もたれがあり、首が座っていない0ヶ月から使用することができます。
ハイローチェア
ハイローチェアは高さを変えられるため、ダイニングテーブルや座卓スタイルどちらにも合います。
背もたれをフラットにするなど角度も変えられるため、一時的な赤ちゃんの寝床としても使えるなど、いろんな使い方ができるメリットがあります。
ただし、大きくて場所を取る、重たいなど収納面で困るのがデメリットです。
バウンサー
バウンサーは赤ちゃんが動くことでゆらゆらと揺れて、自分の動きで落ち着く優れもの!
こちらも、離乳食の初期には椅子として活用できます。また、ハイローチェアよりもコンパクトで軽いのがメリットですね。
ただし、高さを変えられないため、座卓スタイルのおうち向きとも考えられますが、離乳食初期の頃はまだまだ大人と一緒にごはんを食べないので問題はないでしょう。
このように初期には頭の後ろまで背もたれがあるタイプがおすすめではありますが、なければわざわざ買う必要はありません!!!
はじめは抱っこであげても大丈夫!
はじめは抱っこで食べさせて、お座りができる頃に、離乳食用の椅子を購入するカタチでも十分です。
ちなみに、ハイローチェアとバウンサーどちらが良いのか?

個人的にはハイローチェアがおすすめ!!
背もたれの角度を90度まで変えられ、机も取り付けられるため、あわよくば1歳頃まで使用できるからです。
ただ、大きいので場所を取られるのが難点ですが…
【お座りができる頃】座卓派には…
さて、お座りがしっかりできる頃には、本格的に離乳食の椅子をどれにするのか考えていく時期になります。
ただ、ご家庭によって食事を座卓派なのか?テーブル派なのか?で選ぶ椅子も変わってきます。

まずは、座卓派についてお話しますね。
【余談】バンボはおすすめしない!
余談ですが、赤ちゃんの椅子で一時期人気が出たバンボですが…
正直、バンボはおすすめしません…
離乳食に関してだけ言えば、さきほどお話した「足がつかないこと」です。
バンボは足がピョンと前に飛び出るので、足がぶらぶらして集中できませんし、足で踏ん張ることができないのでしっかり噛めないのです…
しかも、赤ちゃんが大きくなってくると赤ちゃんがバンボに入らなくなってしまうので、使用できる期間が限られているのも問題…小さく折りたためないので、あとは置き場所にこまるだけです…

ぽっちゃり体型の息子は生後5ヶ月でもバンボに入らなかった…汗
さらに、まだお座りできない時期にバンボに座らせてばかりいると、赤ちゃんは座る方が楽しくラクなので、ハイハイよりもお座りを好む可能性が出てきます。
さらに、そのままハイハイせずに、体幹がしっかりしないままに立ってしまうと、転倒しやすくなる原因にも…
これがバンボをおすすめしない理由です。
大和屋のローチェアは子どもの施設でも愛用
昔、働いていた乳児院という施設で愛用していたのは「大和屋のローチェア」です。
テーブルも付いており、テーブルもわりと広さがあるため、これだけあれば手づかみ食べやスプーンで自分で食べるようになっても、食器やコップ全てを乗せて、これだけで食事を取ることができます。
もちろん、机が必要なければ、後ろに回して使用することもできます。
このローチェアの良いところはしっかりと重さがあるので、赤ちゃんが少々暴れても後ろにひっくり返らないことです。
軽い椅子は赤ちゃんがつかまり立ちしたり、後ろにのけ反ると、後ろに倒れてしまう危険性がありますからね…
そのほかのメリットは…
- 折りたたみ可能で、コンパクトに収納できる
- 木製のため、汚れても簡単に拭き取れる
- 価格も高すぎず安すぎず、ちょうど良い
ただし、ローチェアなので、座卓ステイルで食事を取る家庭向けです。
昔ながらの「豆椅子」も良い
個人的におすすめなのが…昔ながらの「豆椅子」
ママたちが子どもの頃に、使っていた方も多いこの椅子。
育児グッズってオシャレさや可愛さで選んでしまうところがありますが、昔から愛用されているものには愛用されている理由ってものがあるんですよね。

使い勝手が良いからずっと愛されつづけている。
豆椅子は座卓スタイルのおうちなら、子どもでも持ち運びできるぐらい軽いので、子どもが椅子を引いて座るときに扱いやすいメリットがあります。
価格も1000円台とリーズナブル!!
食事だけでなく、お絵かきする時などにも活躍するため、コスパがとっても良いですね。
おまけに兄弟がいる家庭だと、何個も重ねて置いておけるメリットがあります。
この「豆椅子」昭和の匂いがするかんじですが、最近ではシンプルなデザインも多いため、1つあると活躍すること間違いなしです!!
別売りでテーブルも取り付けられますよ。
テーブルは小さめなので、離乳食の時期はテーブルを取り付けて使用し、自分で食べるようになってきたらテーブルなしで家族と同じテーブルで使用するといった使い方もできます。
豆椅子専用のクッションも売っています!↓
【お座りができる頃】テーブル派には…
【余談】テーブルに取り付ける椅子はおすすめしない
離乳食の椅子を選ぶポイントでお話したように、テーブルに取り付けるタイプの椅子はおすすめしません。
場所を取らなくて、持ち運んで外食時にも使用できたりと便利なテーブルチェアなのですが…
テーブルチェアのデメリットは…
- 足がつかない
- 座面が布製でおしりが沈みこんで姿勢が悪くなる
- 布製なので汚れても拭きとりにくい
じつは、私もリサイクルショップで見つけてつい買ってしまったのですが…

実際に使用してみると、この3つのデメリットを感じました。泣
賃貸で狭い家には良かったのですが…
わが家の愛用品!ストッケ風の椅子(マジカルチェア)
そんな中、わが家が最終的に選んだのはこちら↓
赤ちゃん用の椅子で人気のストッケに似た椅子(マジカルチェア)です。
ストッケが人気なのは、座面と足台を調節して大人まで長く使えること!
離乳食の椅子選びで大切な「足がつくこと」もしっかりと叶えてくれます。
しかし、当時ストッケは高価で購入する勇気が出ず、類似品を選びました。
本物のストッケがこちら↓
ニューボーンセットを取り付けて、生まれたての頃から使えるというのもストッケの魅力かな?↓

だけど、椅子本体だけでも3万。それにテーブルやこういったベビーガードは別売り…さらに費用がかかります。
ベビーガード↓

マジカルチェアは同じような形でベビーガードも元から付いているので、これ一つで済みました。

落下防止のベビーガードは必要なくなれば、取り外しも可能です。
木製なので、汚れも拭き取りやすく、上の子が6歳になった今でも愛用しています。
クッションも購入しましたが…マジカルチェア専用のクッションは口コミがイマイチだったので、こちらを購入!
2人目は「ハイチェア イッピー」を愛用中!!

そして、2022年に2人目が生まれ、2人目は…
ドイツ生まれのハイチェアイッピー【moji】を愛用しはじめました!!

少し高価ではありますが、このイスはデザイン面でも機能面でも、とってもお気に入りで、これこそ大人まで長く使えるアイテム!!!使えば使うほど、この椅子を良さを実感しているところです!!
まだまだ知られていない商品のようで「ぜひこの椅子の良さを知ってほしい!!」と思い書いてみました。
公式サイトはこちら↓


ちなみに、この椅子の良さは「工具なし」で簡単に座面や足台を調整できるため、子どもの成長に合わせてきちんと調整してあげられることです!!

マジカルチェアは工具がないと調整できないため、正直めんどくさくて、気づけば体に合っていなかったってこともしばしば…
このハイチェアイッピーについては、下の記事で詳しくレビューしています!
このようなかんじで、いろいろな離乳食の椅子を試してきたからこそわかることを正直にすべて書いてみました!!
ぜひぜひ、離乳食の椅子選びの参考になると嬉しいです♫