子どもと関わる仕事をしてきて、今まで多くの赤ちゃんを育ててきた経験がある私。
多くの赤ちゃんを見てきたからこそ、「わが子は母乳で育てたい!」そんな変な意地?がありました。
というか、いくら、たくさんの赤ちゃんを育ててきた経験があるといっても、母乳育児は初めてで、母乳育児に憧れがあった。というのが正しいかもしれません。
そして、周りの友人から聞こえてくる言葉は、
「母乳はラクだよ!」
「母乳をあげてる時間は幸せだよ。」
といった良い意見しか聞こえてきませんでした。
そして、「とりあえずおっぱいを吸わせまくったら、出るようになるから!」
という言葉を出産後すぐの頃は信じていたんですね。
しかし、そんな言葉とは裏腹に私の母乳育児の始まりは、かなりトラブル続き!
くまこ
と、何度も母乳育児を挫折しかけ、母乳育児に幸せを感じるまでにかなりの時間がかかりました。。。
そこで、今回はこれから出産を迎える人にぜひとも知っておいてほしい!
母乳育児の現実とちょっとした心構えでこれからの母乳育児が順調に進むかもしれない!
そんな、母乳育児を成功させる近道についてご紹介したいと思います。
これは、これから出産を控える人を不安にさせたい訳でもなく、これを知っておくことで、多くのママさんが、母乳育児に悩む期間を少しでも減らしたい!そんな思いで書きました。
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目次
私の母乳育児体験談

出産前に病院の母親教室などでお風呂の入れ方や抱っこの仕方を教えてくれたりはしますが、母乳育児については、あまり教えてくれない!
そんなことが実は意外に多いですよね!
だから、妊婦さんは、これからの母乳育児に対して全然イメージがつかないことが多いと思います。
私自身も色々勉強してわかっているつもりでも、全然わかってなかったんだなぁと出産後ほんとよく思いました。
乳腺炎も自分には起こらないかもと変な自信があったし、仕事でたくさんの経験があったので哺乳瓶でミルクをあげるのはかなり得意な方で!だから、何とかなる!とそう思っていたんですね。
しかし、出産後、現実を目の当たりにして、母乳育児のこと何もわかっていなかったんだと思い知らされるのでした。。。
そして、こんなにも自分が不安になるとも思っていなかったんですね。
そこで、まずは、出産後の母乳育児のイメージがつかないというプレママさんのために、母乳育児でどんな問題がおこるかもしれないのか、私の経験をもとにご紹介したいと思います。
母乳育児でどんな問題が起きた??
授乳方法は意外に教えてくれない??

出産後、産院の授乳室に行くと、何も説明されず、「はい。おっぱいあげてねぇ。」の一言で終わりの病院がある。何も教えてくれず放置なんてザラ。これは、特に総合病院などの大病院に多い。
だからこそ、出産する病院選びは大事!
乳腺炎になりかける

入院中。毎回のように母乳量が0。
それが退院まで続き、退院した当日の夜、急激におっぱいが張り始め、乳腺炎になりかけたのです!
乳首やおっぱいを柔らかくするためのマッサージが十分に出来ておらず(というかおっぱいマッサージの方法も必要性もよく分からなかった)そのことが原因で、母乳は作られているのに、乳腺が開通しておらず、さらに固いおっぱいで母乳出てくる道(管)がカチカチだったので、母乳が外に出てこれず、溜まりに溜まって乳腺炎になりかけたのです!(急性うっ滞性乳腺炎)
乳腺炎には主に種類あります。↓
参考【医師監修】辛くて痛い乳腺炎。症状別の対処法と授乳の仕方
私が、なりかけたのは、急性うっ滞性乳腺炎。
初めてのママさんに多く、生後1週間以内に起きやすい!
私は、生後4日目。しかも退院した日になり、帰ってから大変なことに!
出産した産院は、母乳育児に力を入れておらず、母乳外来をしていない!
そこで、友人に聞きまくって、助産院に駆け込むことに!
結果、出会った助産院がとても良い所で、私の今後の母乳育児を良い方向へと導いてくれました♪
ちなみに、この乳腺炎事件で、出産前&出産後すぐのおっぱいマッサージはかなり重要(おっぱいをふわふわのやわらかいおっぱいにしておくことでおっぱいが出やすくなる)だと痛感するが、そんなこと出産前は誰も教えてくれないし、おっぱいマッサージの方法は、冊子を渡されて終わり!だったので、
くまこ
状態だった。やっぱり実際にやり方を教えてくれないと全然わかりません!
授乳で乳首が切れて痛い!

これは、誰もが通る道だと思います。
出産後すぐは赤ちゃんに吸われることに慣れていない乳首がかなり擦り切れて、授乳の度に、激痛!
これには、乳頭保護クリームがかなり役に立ちました!
おかげで1ヶ月検診を迎える頃にその痛みはピタッとなくなりました。
使用した乳頭保護クリームは、この3つ
羊の毛の油で作られており、赤ちゃんの口に入っても問題がなく、授乳前にふき取る必要もありません。
ただ、割と固めのクリームなので、塗り伸ばしづらいのが難点。
そして、1本当たり1000円ほど。
10gは、割とすぐに消費してしまうので、コストがかなりかかってしまいます。
10g1本が月に2~3本必要かなと思います。
こちらは、乳腺炎の時に駆け込んだ、助産院で頂いたクリーム。
天然素材の野菜やハーブを使って作られたクリームです。
助産師さんから「これを塗るとなぜか痛みが引くのよ」と言われました。
消炎作用があるのかな?
ただ、乳頭保護クリーム用に作られた製品ではありません。
自然の物で作られたものなので、こちらもふき取る必要がなく、赤ちゃんの口に入っても問題ないと言われました。
こちらはさらにお値段が高く、効果も正直私にはわからなかったので、購入をやめました。
ただ、アトピーやかき傷に使用する人も多いようで、肌に合った時は、その後赤ちゃんのおむつかぶれなどにも効果があるようなので、良いかもしれませんね。
こちらは馬油で作られたオイルです。
さらっとしているので、塗りやすいのが良い!
また、コスパも良く、1000円ちょっとで1か月以上はもちました。
ただ、人によっては効果がなかったという人もいるようです。保湿力が他に比べて劣るのかな?
むしろ、私はこれが一番効果がありました。というか、お金のことを気にせず、細めに使用できるのでそれが一番良かったのかもしれません。
そして、全ての製品に言えることですが、肌に合う合わないは人それぞれあるので、私の考えとしては、一番安いこちらの商品を試してみて、効果がなければ他を試すでも良いのかと。。。
高価な商品を購入して、効果がなかったらかなりショックですからね。。。
母乳は、赤ちゃんがどれだけ飲んだかがわからない
ミルクと違い、母乳は赤ちゃんがどれだけ飲んだかわからないので、とっても不安!
私が出産した、産院では出産後1か月間体重計をレンタルしてくれたので、その点まだ目に見えてわかるので良かったのですが、今度は母乳だけでは足りない時に、ミルクをどれだけ追加した方が良いかがわからず、かなり悩みました。
これには、乳腺炎の時にお世話になった助産院の助産師さんにメールで相談することで、だいぶ助けられました。お陰で、始めは体重がなかなか増えなかった息子も気づけば、ぶくぶく太り、生後3ヶ月頃には体重曲線の上限ギリギリあたりに!会う人に「母乳で育ってるの??」とかなりびっくりされるほどになりました!
体重計をレンタルするかどうかは、良い悪いの意見があると思いますが、私はあって良かったと思います。
それは、出産した産院の出産後のフォローがあまりないところで、1か月健診までノーチェックの病院だったから。産後1週間ないし2週間後の健診がある産院だとまだ良いかもしれませんね。
ちなみに、体重計をレンタルするなら、1か月で十分です!
さらに、2gと5グラム毎のスケールがあり、2g毎の方がレンタル料金が高い傾向にありますが、5g毎で十分です!
また、のちに詳しく紹介しますが、ミルクをどのタイミングでどれだけ追加するかは、助産師さんへのメール以外にも、こちらの本もよく参考にしていました!

と、他にもいろいろ問題はあったのですが、初めのころ1か月に問題となったのはこの3つ。
一番、子育てに不慣れで、不安いっぱいの時期でした。
そこで、この不安いっぱいの初めの1か月が母乳育児を確立させていくためには、一番大事な時期と言われています。
通った助産院の助産師さんが言っていたのですが、「1か月健診が終わってから、さぁそろそろ母乳育児頑張ろうかって来院する人がいる。その頃から母乳育児を頑張ろうって思ってもなかなか難しい。」だから、生後5日目に来院したことを、「よくぞ来てくれた!」と褒めてもらいました笑
そこで、次に、母乳育児を成功させるために大事なポイントについてお伝えします。
産院選びはとっても大事
出産する産院選びで重要なのは、食事が豪華であるとかエステがあるとか、そんなことよりも、大事なことがあります。
一番は、医療技術面。ここは安全に出産できる場所なのかどうか。
知り合いに看護師さんやお医者さんがいたら、あそこの病院はあまり良くないといった情報を持っている人がいるかもしれないので、一度聞いてみるのをおすすめします。
そして、母乳育児にどれだけ力を入れているかって結構大事です。
私は、産院選びでここの部分が結構抜けていたので、かなり後悔しました!
助産師さん全てが母乳についてエキスパートな訳ではないんですよね。。。
出産の介助はできても、母乳についてはあまりよくわかっていない助産師さんも結構います。
それだけ、母乳は奥が深いということなのでしょう。
母乳外来に行くなら、助産院がおすすめ♪
そして、私が最もおすすめするのが、助産院の母乳外来!
助産院を開いている助産師さんはやはり母乳のケアがエキスパートな方が多い!
乳腺炎になりかけたとき、母乳マーサージは痛い!とビビっていた私でしたが、そこは桶谷式だったので、全く痛くなく、むしろ気持ち良かったです!そして、マッサージを受けながら、母乳に関する不安をたくさん相談でき、かなり不安が解消されました!
保険が効かないので、受診料が1回4000〜5000円と高額ですが、それだけの価値はありますよ!
ただでさえ大変な育児。母乳が軌道に乗るまでは、1〜2時間おきの授乳もざらです。
そんな、母乳育児を出来るだけ早く軌道に乗せて、育児への悩みを少しでも減らすことが何より先決だと思います!母乳外来と言っても毎回通う訳ではありません。たった1回行くだけでも、授乳の方法、どれだけ飲ませたら良いのか?ミルクは追加した方が良い?おっぱいが詰まりかけた時の対処法は??日々のおっぱいのケアは?など、たくさんのことを教えてもらえます。
ですので、もしもの時のために、近くの助産院についてリサーチしておくことをおすすめします!
地域の保健師さんに相談するのも良いですし、日本助産師会のHPに全国の助産所一覧が掲載されています。
参考
全国助産所一覧日本助産師会
おすすめの本は??
そして、私が肌身離さず持っていた母乳育児についての本が先ほども紹介した、こちらの本です↓
この本には、母乳が出るしくみや、母乳を確立するために大切なポイントなど、母乳のあれこれについて書かれており、母乳育児についてイメージがつきやすく、トラブルの時の対処方法なども書かれているので、何かあった時には、この本を開いて解決していました!もちろん、断乳についても書かれていますよ。
母乳については、妊娠中から知っておくことがおすすめなので、出産前から、この本を開いて、イメージしておくことをおすすめします♪ちなみに、この本を書かれている「こばやしひさこ」さんは、大阪で『助産院ばぶばぶ』を開かれています。
以上、私の母乳育児体験から、母乳育児を成功へと導く大切なポイントをお伝えしました。
これから、出産を迎えるママさん、出産後、母乳育児に悩むママさんの少しでも助けになればと思います。