先日とあるママ友からこんな話を聞きました。

ほんと、子どもの病気には親も慌てますし、本当にこの判断で良かったのかなって悩みますよね?
我が家も、息子が5ヶ月入った頃に風邪を引き、数日様子を見たのですが、どんどん機嫌が悪くなる息子に不安になってしまって、結局病院に駆け込んだことを思い出します。
結果、病院の先生には「そんなにひどくないから大丈夫。」と言われ、「あれ?私早とちりだった?」って恥ずかしくなったことも。笑
看護師であっても、わが子のことになると慌てちゃうものなのです・・・汗
しかし、その後毎月のように風邪を引く息子に、親としても成長した私は、最近ではちょっとしたことでは驚かなくなりました。

そこで、今回は、子どもが風邪を引いた時に、病院に行くべきか行かないべきか悩んでいる親御さんに向けて、元小児科看護師として、私が言えることをお伝えしようと思います。
今回は、「風邪を引いた時」に限定してお話ししますね。
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私が病院に連れて行く判断基準って??
それでは、まず、子どもが風邪を引いた時、病院に連れて行くかどうか判断する際に、私が何を診るのか、そのことをお話しておこうかなぁと思います。
熱は基本あまり気にしません。
子どもって、結構高熱を出すこと多いですよね?急に39度40度とお熱が出ると慌ててしまうと思います。
しかし、私は意外にお熱はあまり気にしません。
それは、熱自体が体に悪さをするものではないという認識があるからです。
高熱が出たら、「頭がおかしくなっちゃうんじゃいか」と心配する親御さんがいますが、42度以上のお熱ではない限り、熱自体が体に悪さをすることはありません。
むしろ、熱を出すことで、風邪のウィルスと闘っている証拠です。
だから、とにかくゆっくり休ませ、水分をしっかり摂るように心がけます。
しかし、なかなか熱が下がらない場合は、私でも病院に連れて行きます。肺炎や中耳炎などの心配があるからです。だいたい2〜3日は様子を見るかなぁ。
熱が出たことよりも、熱がどのような経過をたどるかを見ることも大切ですね。高熱が出ても、熱が上がりきった後に、徐々に熱が下がってくるようであれば、大丈夫と言えます。反対に、熱が低くても、何日もダラダラとお熱が続く場合は、先ほど述べた中耳炎や肺炎など、他に原因が考えられますので、病院に連れて行った方が良い場合もあります。
また、インフルエンザが流行っている時期だと、インフルエンザにかかっている可能性があるので、半日ぐらい様子を見てから、連れて行くこともあります。ただ、熱が出てすぐだと、検査結果が出ないこともあるので、そこも注意が必要ですが・・・・
そして、あまりにも機嫌が悪い、活気がない場合は、早めに受診すると良いと思います。
脱水になっていないか
風邪を引くと、鼻づまりや咳などで、なかなか子どもが水分が摂ってくれない!なんてこともありますよね?
実は、私の息子が初めて風邪を引いた時、私が気になって受診したのは、おっぱいを嫌がるようになってたからなんですね。
おっぱいはどれだけ飲めたかはっきりわからないので、水分がちゃんと摂れているか、そこがとっても心配でした。
ちなみに、水分が足りているかどうか。一番わかりやすいのはおしっこの量。です。いつもより量が少なくなってきてるなぁと感じたら注意が必要です。
また、活気があるかどうか。あまりにもぐったりしているようであれば、早めの受診がオススメです。
その他に、どんな症状があるのか?
その他に、注意すべき症状は、下痢や嘔吐、咳などの症状があり、それがどの程度なのかをみることも大切です。
- 下痢や嘔吐がひどければ、脱水が心配
- 咳が出るとなかなかおさまらないなど、咳がひどい場合は、肺炎などの心配がある
- オットセイの鳴き声みたいに「ケーンケーン」という変な咳をしている場合は、喉が炎症しており、呼吸困難に陥る危険性がある
- 息を吸う時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と聞こえる場合は、気管支炎や喘息を心配
- 痙攣の症状がないか
このあたりの症状がある場合は、早めの受診が必要だと思います。
風邪じゃない場合も?
お熱が出た場合、お熱が出る原因って風邪だけじゃないんですね。
下痢や嘔吐後の発熱は脱水の可能性がありますし、暑い場所で長時間過ごした場合は、熱射病の可能性も?
そのあたりも、可能性として考えておくことは大事ですね。
鼻水だけなら、病院に行かないけど、家庭でのケアは大事
最近では、ちょっとのことでは病院に行かなくなった我が家ですが。
実は、息子は風邪の度に副鼻腔炎を繰り返していました。
だから、風邪を引いた時に、鼻水ぐらいでは病院には行かないけれど、鼻水吸引は重要だと考えています。
特に、子どもは風邪の後に、中耳炎や副鼻腔炎になってしまうことって多いんですよね・・・そうなると、頻回に病院に連れて行かなければならないし、子どもの機嫌も悪くなる・・・
できれば、中耳炎や副鼻腔炎になるのは避けたいものです。
だから、鼻水吸引できるグッズは一つお家にあると助かると思います。
このように口で吸うタイプでも良いですし、お金に余裕があれば、電動の吸引機がオススメです。
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我が家も、こちらのメルシーポットを重宝しています。
このメルシーポットのおかげで、ちょっとのことでは病院に連れて行かなったというのもありますね。
メルシーポットについては、レビュー記事も書いています↓
何かおかしいな?という感覚はとっても大事
そして、何よりも「何かおかしいな?」という感覚はとっても大事だと私は思っています。
子どものことを一番わかっているのは、やはり一番近くにいる親です。
だから、いつもと何だか様子が違う。
なんかこのまま様子みてたらダメな気がする。

病院に行くべきか不安に感じたら、病院に行ったら良い!
よく、病院に行く目安とか色々言いますが、やはりいつもと違う子どもの様子に、親は心配になるものです。
だから、不安で仕方ない時は、病院に行ったら良いって思うんですよね。
そのための、病院です。
行かなくて、もっと早く行けば良かったと後悔するぐらいなら行って安心する方が良いと私は思います。
特に、子どもの初めての風邪には親も慌ててしまいます。看護師である私でもそうだったんですから、慌てて当然!

そして、何でも相談しやすい、かかりつけの病院を作っておくことも大事だなぁと息子が病気にかかる度にそう思います。その方が医師も子どものことをわかってくれているので、子どもの状態を伝えやすいからです。
我が家では、信頼できるかかりつけ医選びには、結構時間がかかったので、またそんな話もしたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のお話で、悩めるママさん・パパさんの少しでも助けになれたら幸いです。
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